恋愛している時は、片思いに限らず、両想いの場合でも「失恋」に対しては多少の心配を持っている人が多いのではないでしょうか?
告白できずに終了してしまう恋・・・
友達どまりで終わってしまう恋・・・
いつか別れてしまうのではと考え過ぎる恋・・・
あまりにも考え過ぎて臆病になったり、不安過ぎて情緒不安定になってしまう場合もあります。
恋愛の悩みは結構苦しいものです。
では、そんな悩みや不安を解消するために、自分ができることってどういったことでしょうか?
人が悩んだり不安を感じてしまうのは、自分自身に「自信が持てない」ということが一番の理由なのです。
自分に自信が持てないので、
「告白してもどうせ振られるだろう・・・」
「本当に相手は自分のことが好きなのだろうか?」
こんな後ろ向きな事ばかり考えてしまうのです。
このような考えでばかり心の中にある人には、
自然に態度にも表れてしまうため、
上手く行く恋も結局、自分自身のせいで壊してしまう羽目になることもあります。
自分に自信がある人は、明るく前向きでもあるのでこういった悩みなど持たないでしょう。
しかし、自分に自信がなくても、なぜか恋に対しては不安を持たずに楽観的な人もいるでしょう。
「この恋がダメだったら、次の人を見つければいい」などと考えている人だって中にはいるのです。
これは、自分に自信があるというより、性格的なものが大きく関係しているのです。
恋愛に対して臆病になる人、自分に自信が持てない人の多くは、小さい時の記憶にも起因しています。
例えば、幼少時の親からの教育。
「あれが欲しい」と親に頼んですぐに買ってもらえる人。
こういった育ち方をしていると、
「自分が愛されている」と思って自信に繋がって成長していくのです。
親以外の人でもこういった愛情を注がれた人は、臆病になりません。
祖父母との関係が良好であったり、
友達にも恵まれていたとか、学校の先生など信頼できる大人がいた
などといった経験も人間関係が良好であったので、
不安を持つ要素がないので、自信となります。
つまり、親以外の人も信用できるという意識が自然に心の中に芽生えていきます。
これは他人との信頼関係だけでなく、恋愛においても後々影響を及ぼすことが明らかになっており、心理学用語でアタッチメント理論と言われています。
小さい時に、親からの絶大な愛情を受けていると感じた人は、成長して大人になっても「相手から裏切られる」とか「騙される」とか「振られるだろう」という考えが起きないのです。
小さい時から、そういった経験がないので無理もありません。
親から愛された経験だけでなく、その後の人間関係の良好さがこうした自信に繋がっていくのです。
逆に、そうした人間関係をあまり築くことができずに、何事に対しても後ろ向きに感じてしまう人も多くいます。
きっと、自分が後ろ向き、ネガティブに考えることに悩んでいる人もいるでしょう。
せっかく恋をしても「私なんか、どうせ・・・」とすべてを否定的に考えてしまう。
そう考えて、一歩を踏み出さなければ、恋はそこで終了。
そして、自分自身を責めてしまうのです。
例えば迷信を信じすぎて、自分が何かをしようとした時に、悪いことが
おきると「何か嫌な事が起きる前触れ」と考えてしまう人もいます。
心理学ではこうした負の考えを「認知のゆがみ」と呼んでいますが、とにかくネガティブなのです。
こういった考えを改めない限り、その癖は治らないでしょう。
まずは「自分の考えは違っているのでは?」と考えることから始めましょう。
「もしかしたら振られないかも」と考えることもいいでしょう。
実際に起こる前の事を想像していても、その時間は無駄です。
「振られるかも・・・」という起きてもないことに不安を感じるよりも、まずは行動を起こしてみましょう。
実は、案外うまくいくことだってあるのですから。
はらいかわてつや